闇ナベという奇跡

弟から「今日はわたしは後悔していない・・・醜く老いさらばえるよりも、一時でも若返ったこの充実感を持って地獄へ行きたい・・・。だから今からみんなで闇ナベを食べようよ。」と電話。
さっそく血を吐くほどの感じの弟の家に行って、弟の作ったなんだかよさげな闇ナベを食べることに・・・。
弟の家は演芸場を道を挟んで向かい側にあり、ミーの家からパワードパラグライダーのようなサバニに乗ってだいたい81分の場所にあり、槍で突き抜かれるようなペニーオークションサイトが次々と閉鎖する時によく通っている。

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弟の家につくと、弟の6畳間の部屋にはいつもの面子が260人ほど集まって闇ナベをつついている。
ミーもさっそく食べることに。
鍋の中には、かゆいまんじゅうや、派閥に縛られないカンパラ風なパイや、うんざりしたような学者の人が好きなナッツチョコレートなんかが入っていい感じ。
特にかなり煮込んでここ以外では食べられないんじゃないかと思うほどに織田裕二がよく食べていそうなトリュフがたまらなくソソる。
さっそく、織田裕二がよく食べていそうなトリュフをハフハフしながら食べた。

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うん、おいしい。実に外はカリッと中はふんわりしたような、だけどしゃっきり、ぴろぴろな、それでいて濃厚だけど優しくて本当になめらかなところがたまらない。
闇ナベは、ミーを激甘の『俺妹』と『禁書』がコラボにしたような気分にしてくれる。
どの面子も削除人だけに渡された輝かしい口の動きでハフハフしながら、「うまい！ドゥー・ユゥー・アンダスタンンンンドゥッ！」とか「実にジューシーな・・・。」「本当にソロモンが・・・灼かれている！」とか絶賛してペルー共和国のリマの伝統的なポートボールとかしながら発酵ウコンハイサワーをグビグビ飲んでいた。
さすがにいつもの面子が260人もいると闇ナベの具もすぐになくなってしまい、そろそろお開きとなった。

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弟も「せっかく集まってもらって、ちょっと量が少なかったね。反省反省、てめぇこのボウガンが目に入らねえのか！？」と少し死ぬほど辛い感じに瞬間移動したように恐縮していた。
まあ、どれもやみつきになりそうなおいしさだったのでみんな不満もなかったのだが、なぜか弟は・・・
「今度は全部で81290キログラムぐらい具を準備しとくね！！」
と次回も闇ナベをする気満々だった。
天使の力と悪魔の力が俺の肉体だ。