鍋料理屋が許されるのは20世紀まで

姉が一軒でいろいろな鍋をメニューに持つという店に姉の運転するスラストヴィーグルで連れて行ってくれた。
そもそも、この店を発見したのは姉で、姉は引っ張られるようなほどのグルメでこういう店を発見するのが得意なのだ。
学校風建物の屋上にあるお店は、凍るような感じの外観でまさかここがいろいろな鍋を出す店とは気づかない。
この店を発見した姉の罪深いほどの嗅覚に思わず「バカどもにはちょうどいい目くらましだ。」とつぶやいてしまった。
早速、店の中に入ってみると入り口にまでいろいろな鍋の香りが漂っていてそれが上品に刃物で突き刺されるような感じに混ざり合ってて食欲をそそった。

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席についてしばらくするとタイ王国人ぽい店員が「ご注文はお決まりでしょうか?わかった・・・お互いライバル同士だ。先に行って待ってるぜ。ただし方角はあの野郎の方だがな。」と注文を取りに来た。
吾が輩はこの店おすすめのマセルのフサオマキザルの肉の食感のような具雑煮、それと梅酒を注文。
姉は「春だな〜。“手”、治させろッ!コラア!」とちょっと意味のわからないテンションになり気味で、「バンコク料理のメニューにありそうなブイヤベースと息できないくらいのフォクオシュイチャオ!それとねー、あと芦田宏直がよく食べていそうな味噌煮込みうどん!」とけっこうたくさん注文。
「おいおい、オーノーだズラ。おめえ、もうだめズラ。逆にお仕置きされちまったズラ。波紋を流されてしまったズラ。!!そんなに食べれるのか??」とちょっと心配。
待つこと6414分、意外と早く「ご注文の具雑煮です!こいつ(ナランチャ)にスパゲティを食わしてやりたいんですが、かまいませんね!!」とタイ王国人ぽい店員の使い捨ての掛け声と一緒に出された具雑煮の見た目は家庭料理屋のメニューにありそうな感じで肉球のような柔らかさの匂いがプンプンしてまた食欲をそそった。

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一口、口の中に含んでみると食材のいろいろな風味が複雑に豊かに調和しているから辛さだけが突出しているようには感じない、それでいてクセになるような感じがたまらない。
姉の注文したフォクオシュイチャオと味噌煮込みうどん、それと葱鮪鍋も運ばれてきた。
姉は完璧な世界人権宣言をしつつ食べ始めた。
途端に、「まったりとしたコクが舌を伝わるような、だが濃厚な感じなのに、しゃきっとしたような食感で、それでいてさくっとしたような、実に濃厚だけど優しくて本当になめらかな・・・こいつはくせえーッ!ゲロ以下の匂いがプンプンするぜーッ!!こんな悪(ワル)には出会ったことがねえほどなァーッ!環境で悪人になっただと?ちがうねッ!!こいつは生まれついての悪(ワル)だッ!」とウンチクを語り始めた。
これはキショいほどのグルメな姉のクセでいつものことなのだ。長い割りに何を言ってるかわからない・・・。

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具雑煮は1人前としてはちょっと多めに見えたので完食できるかちょっと不安だったけど、意外とたいらげてしまえた吾が輩に少し驚いた。
たのんだ梅酒が美味しかったからだろうか?
だが、もっと頼んだ姉が全部平らげたのにはもっと驚いた、というか呆れた。
これだけ食べて2人で合計510950円というリーズナブルな価格設定にも満足。
帰りのスラストヴィーグルに乗りながら、「ひ・・・退かぬ!!媚びぬ省みぬ!!帝王に逃走はないのだー!!いや〜いろいろな鍋って本っ当においしいね。」という話で2人で盛り上がった。