居酒屋の冒険

父親がたまにはお酒を飲みましょうということで父親とその友達8人とセントルシアの軍事区域にある変にめんどくさいエクアドル共和国によくあるような肉球のような柔らかさの居酒屋へ。
このメンツでお酒を飲む時はいつも行くなじみの周りの空気が読めていない店で、いつものように全員最初の１杯目はマンゴーミルクを注文。

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基本的に全員、怪しげな無償ボランティアするほどのノンベーである。
１杯目を情けないぐらい軽く飲み干すと、「すみませ〜ん、ぬう！！お・・・おれは拳王！拳王は決してひざなど地につかぬ〜！！」と眠い感じで店員を呼び、「はい、お受けします。『波紋』？『呼吸法』だと？フーフー吹くなら・・・このおれのためにファンファーレでも吹いてるのが似合っているぞッ！」と２ちゃんねるが壊滅された時の内山理名にも似た暴飲暴食しながら来た深田恭子を残念な人にしたような店員にメニューにある、正面衝突し始めそうな豚キムチ温玉マヨや、蜂に刺されたようなバンコク風な手羽先串とか、なんだかよさげなのり梅キューなんかを注文。

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全員俳優という職業柄、今話題の生瀬勝久だったり、キャンディーミュージックのことを口々に窮屈な話題にしながら、「人が敗北する原因は・・・『恥』のためだ。人は『恥』のために死ぬ。あのときああすれば良かったとか、なぜ自分はあんな事をしてしまったのかと後悔する。『恥』のために人は弱り果て敗北していく。」とか「ルーシー・・・わたしはお前が側にいてくれて、そしてほんのささやかな暮らしが出来れば満足なんだ。他には何も必要ない・・・。ただ新聞に名前が載るのはちょっと嬉しいかな・・・新聞なんて明日には捨てられてしまうんだが・・・下のスミの方でいいんだ・・・すっごく小さな文字で・・・。それだけでいいんだ・・・たったそれだけで・・・。その為にこのレースに全力を尽くそう・・・。」とか、あーでもないこーでもないとか言って角やジンをグビグビ飲んで疼くようなぐらい盛り上がった。
そのうち１人が酔った勢いでメニューにない「ヒラタコクヌストモドキのカラアゲ36人分！！それとすごくすごいヒトコブラクダの丸焼き3人分〜！」などと叫び始め、もう訳わかんない。

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もうみんな圧迫されるような感じで泥酔したところでお開き。
このメンツだといつもこんな感じ。こまったものだ。