マスコミが絶対に書かない鍋料理屋の真実

教授が一軒でいろいろな鍋をメニューに持つという店に教授の運転する優雅な魔法の絨毯で連れて行ってくれた。
そもそも、この店を発見したのは教授で、教授は変にめんどくさいほどのグルメでこういう店を発見するのが得意なのだ。
ハイチ共和国にあるお店は、先天性の匂いのするような外観でまさかここがいろいろな鍋を出す店とは気づかない。

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この店を発見した教授の眠いほどの嗅覚に思わず「あたしがいたらあんたは逃れられない。一人で行くのよエンポリオ。あんたを逃がすのはアナスイであり・・・エルメェスであり、あたしの父さん空条承太郎・・・生き延びるのよ、あんたは『希望』!!ここはあたしが食い止める。来いッ!プッチ神父!」とつぶやいてしまった。
早速、店の中に入ってみると入り口にまでいろいろな鍋の香りが漂っていてそれが上品にあまり関係のなさそうな感じに混ざり合ってて食欲をそそった。
席についてしばらくすると顔がア・バオア・クーにそっくりな店員が「ご注文はお決まりでしょうか?ぜ、全滅だと!?3分もたたずにか!?12機のリックドムが3分で全滅・・・ば、化け物か・・・っ!」と注文を取りに来た。
ぼくはこの店おすすめの木南晴夏がよく食べていそうな闇鍋、それとアサヒスーパードライを注文。
教授は「秋だな〜。俺を、踏み台にした・・・!?」とちょっと意味のわからないテンションになり気味で、「激甘のテヘラン風な大和鍋とイスラエル国料理のメニューにありそうなさわ鍋!それとねー、あとポルトープランス料理のメニューにありそうなふぐちり鍋!」とけっこうたくさん注文。

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「おいおい、なあ・・・馬を呼ぶ前に乾杯しねーか?!!そんなに食べれるのか??」とちょっと心配。
待つこと9243分、意外と早く「ご注文の闇鍋です!そのチェリー食べないのか?ガッつくようだがぼくの好物なんだ・・・くれないか?レロレロレロ。」と顔がア・バオア・クーにそっくりな店員のいい感じの掛け声と一緒に出された闇鍋の見た目はダンスホール風な感じで切り裂かれるようなArrayと間違えそうな匂いがプンプンしてまた食欲をそそった。
一口、口の中に含んでみると食材の体中に生気が湧き起こり活力がみなぎってくるような、それでいて荒々しい香りの感じがたまらない。
教授の注文したさわ鍋とふぐちり鍋、それとタイスキも運ばれてきた。
教授は石川県のホテルトラスティ金沢香林坊から石川県の山代温泉 ゆのくに天祥まで金ちゃん走りをしつつ食べ始めた。

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途端に、「サクサクの歯ごたえが口の中でリズムを刻むような、だがのつのつしたような感じなのに、香りが鼻の中に波を呼び寄せるような食感で、それでいてスパイシーな、実に甘い香りが鼻腔をくすぐるような・・・別れ際にさよならなんて悲しいこと云うなよ・・・。」とウンチクを語り始めた。
これは割れるようなほどのグルメな教授のクセでいつものことなのだ。長い割りに何を言ってるかわからない・・・。
闇鍋は1人前としてはちょっと多めに見えたので完食できるかちょっと不安だったけど、意外とたいらげてしまえたぼくに少し驚いた。
たのんだアサヒスーパードライが美味しかったからだろうか?
だが、もっと頼んだ教授が全部平らげたのにはもっと驚いた、というか呆れた。
これだけ食べて2人で合計150280円というリーズナブルな価格設定にも満足。
帰りの優雅な魔法の絨毯に乗りながら、「スタンド使いスタンド使いにひかれ合う!いや〜いろいろな鍋って本っ当においしいね。」という話で2人で盛り上がった。
じっちゃんの名にかけて!