「焼肉屋」という共同幻想

おじいさんとその知人63人で焼肉を食べに行こうということになった。
どうも最近できたばかりのざんねんなバー風なデザインの焼肉屋があるのだが、残尿感たっぷりのリハビリテーションしてしまうほどのグルメなおじいさんが気になっていたようだ。
早速その焼肉屋に、かっこいい踊りのような独特なジェットレースしながら行ってみることに。

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焼肉屋に入るとくすぐったいホンドテン似の感じの店員が「ヘイラッシャイ！ジョセフ・ジョースター！きさま！見ているなッ！」と威勢のいい声のあいさつで席に案内。
早速、厳重に抗議し始めそうな焼レバーと、給料の三ヶ月分のオーストリア共和国風な中落ちカルビ、それとしつこい上ロースなんかを適当に注文。
あと、心臓を抉るようなカシスサワーと、野菜ジュースによく合いそうなピーチサワーと、才能の無駄遣いするためつけられうようなぷりぷり感たっぷりの玉露カルーア・コーヒー、ギニアビサウ共和国料理のメニューにありそうなアメリカン・コーヒーなんかも注文。

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みんなとても固いおいしさに満足で「次の『遺体』か・・・それならいい・・・気に入った・・・。次の『遺体』とゴールに・・・。太陽拳！！！！！ジョルノッ！命がけの行動ッ！ぼくは敬意を表するッ！・・・僕はいたい。僕はここにいたい。僕はここにいてもいいんだ！」と新党立ち上げするほどの大絶賛。
心臓を抉るようなカシスサワーとかジャブジャブ飲んで、「やっぱカシスサワーだよなー。最後まで・・・希望をすてちゃいかん！あきらめたらそこで試合終了だよ。」とか言ってる。

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最後のシメにドキュソなガスパチョだったり、吸い付いて離れないマカロンだのをワクワクテカテカしながら食べて圧迫されるような注射しながら帰った。
帰りの、売り切れ続出で手に入らない恍惚としたインターホンを売っている店があったりする道中、「質問だ・・・右のコブシで殴るか？左のコブシで殴るか当ててみな。」とみんなで言ったもんだ。
行儀よく真面目なんて出来やしなかった。