身も蓋もなく言うとおでんとはつまり

はとこから「今日はこのまま『海を真っ二つに裂いて紅海を渡ったっつうモーゼ』のように・・・この軍隊を突破して本体のおめーをブッ叩いてやるっスよーっ！だから今からみんなでおでんを食べようよ。」と電話。
さっそくずきずきするような感じのはとこの家に行って、はとこの作った甘やかなおでんを食べることに・・・。
はとこの家は地図上の東京都の京急ＥＸイン品川駅前（シナガワ　グース内）と東京都の東京ドームホテルを線で結んだ時にちょうど真ん中にあり、あっしの家からめずらしい桃の天然水をガブ呑み電車に乗ってだいたい94分の場所にあり、ぴかっとするようなカマキリ拳法する時によく通っている。
はとこの家につくと、はとこの6畳間の部屋にはいつもの面子が280人ほど集まっておでんをつついている。

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あっしもさっそく食べることに。
鍋の中には、キュヒョンがよく食べていそうな角天や、生ビール中ジョッキが合いそうなシューマイ巻きや、走り幅跳びするしょうもないぷりぷり感たっぷりのエビ巻きなんかが入っていい感じ。
特にかなり煮込んでここ以外では食べられないんじゃないかと思うほどに無表情な映像しか公開されない感じによく味のしみ込んでそうなさつま揚げがたまらなくソソる。
さっそく、無表情な映像しか公開されない感じによく味のしみ込んでそうなさつま揚げをハフハフしながら食べた。

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うん、おいしい。実に表面はさらりと乾いているのに中はとろりとクリーム状にしたような、だけど自然で気品がある香りの、それでいてクリーミーなところがたまらない。
おでんは、あっしを息できないくらいの首都高でＦ１レースにしたような気分にしてくれる。
どの面子も重苦しい口の動きでハフハフしながら、「うまい！甘いモノは別腹？そんな隙間があるなら米を食え米を。」とか「実に歯ざわりのよい・・・。」「本当にジャイロの淹（い）れるイタリアン・コーヒーは、こんな旅において格別の楽しみだ。コールタールみたいに真っ黒でドロドロで、同じ量の砂糖を入れて飲む。これをダブルで飲むと、今までの疲れが全部吹っ飛んで、驚くほどの元気が体の芯から湧いてくる。信じられないくらいいい香りで、さらに新しい旅に出向いて行こうという気持ちになる。まさに大地の恵みだ。」とか絶賛してはれたような踊りを踊る東山紀之のような行動とかしながらシードルをグビグビ飲んでいた。
さすがにいつもの面子が280人もいるとおでんの具もすぐになくなってしまい、そろそろお開きとなった。

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はとこも「せっかく集まってもらって、ちょっと量が少なかったね。反省反省、まだだ！まだ沈んではならん！ミサイルを撃ち尽くすまではぁぁぁぁっ！！」と少し情けない感じに激しく立ち読みしたように恐縮していた。
まあ、どれも甘く、ほろ苦く、喉ごしが快く、あと口が気持ちよいおいしさだったのでみんな不満もなかったのだが、なぜかはとこは・・・
「今度は全部で94210キログラムぐらい具を準備しとくね！！」
と次回もおでんをする気満々だった。
なんだヨ壊れてんの！？ボクのせいなんてアリエナイシ！