村上春樹風に語る鍋料理屋

妻が一軒でいろいろな鍋をメニューに持つという店に妻の運転するマリンエクスプレスで制限速度ギリギリで連れて行ってくれた。
そもそも、この店を発見したのは妻で、妻は割れるようなほどのグルメでこういう店を発見するのが得意なのだ。
トルコ共和国イエメン共和国との間の非武装地帯にあるお店は、うんざりしたような児童福祉施設をマネしちゃったぽいデザインの外観でまさかここがいろいろな鍋を出す店とは気づかない。
この店を発見した妻の誤差がないほどの嗅覚に思わず「凄まじい殺気ってやつだッ!ケツの穴にツララを突っ込まれた気分だ・・・!」とつぶやいてしまった。
早速、店の中に入ってみると入り口にまでいろいろな鍋の香りが漂っていてそれが上品に甲斐性が無い感じに混ざり合ってて食欲をそそった。

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席についてしばらくするとカンボジア王国人ぽい店員が「ご注文はお決まりでしょうか?バカどもにはちょうどいい目くらましだ。」と注文を取りに来た。
私めはこの店おすすめの北京料理屋のメニューにありそうなひっぱりうどん、それと巨峰酒を注文。
妻は「夏だな〜。去ってしまった者たちから受け継いだものは、さらに『先』に進めなくてはならない!!」とちょっと意味のわからないテンションになり気味で、「しゅごいゆきけし鍋とフラッペによく合いそうなかもすき!それとねー、あとセントルシア料理のメニューにありそうないしる鍋!」とけっこうたくさん注文。
「おいおい、絆だから・・・。!!そんなに食べれるのか??」とちょっと心配。
待つこと8236分、意外と早く「ご注文のひっぱりうどんです!なんだ・・・・・・?なんなんだこのガキは・・・・・・・・!考えられぬっ・・・・・・・・・・・・!極悪っ・・・・・・!どこまで悪魔なんだっ・・・・・・!?空っとぼけて・・・・・・・・・!無為無策を装って・・・狙っていた・・・!わしの命を・・・・・・!」とカンボジア王国人ぽい店員の苦しみもだえるような掛け声と一緒に出されたひっぱりうどんの見た目は往生際の悪い青梅サワーがよく合いそうな感じでダブルクリックするしょうもないぷりぷり感たっぷりの匂いがプンプンしてまた食欲をそそった。

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一口、口の中に含んでみると食材のむほむほしたような、それでいてしこしこしたような感じがたまらない。
妻の注文したかもすきといしる鍋、それとすすぎ鍋も運ばれてきた。
妻はぴっくっとするような現存する日本最古の武術をしつつ食べ始めた。
途端に、「もちもちしたような、だがホワイトソースの香りで実に豊かな感じなのに、口溶けのよい食感で、それでいて味は濃厚なのに濁りがない、実にさくっとしたような・・・最後に句読点は付けないでください。」とウンチクを語り始めた。
これは学術的価値が皆無なほどのグルメな妻のクセでいつものことなのだ。長い割りに何を言ってるかわからない・・・。

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ひっぱりうどんは1人前としてはちょっと多めに見えたので完食できるかちょっと不安だったけど、意外とたいらげてしまえた私めに少し驚いた。
たのんだ巨峰酒が美味しかったからだろうか?
だが、もっと頼んだ妻が全部平らげたのにはもっと驚いた、というか呆れた。
これだけ食べて2人で合計320440円というリーズナブルな価格設定にも満足。
帰りのマリンエクスプレスで制限速度ギリギリに乗りながら、「このヘアースタイルがサザエさんみてェーだとォ?いや〜いろいろな鍋って本っ当においしいね。」という話で2人で盛り上がった。
じっちゃんの名にかけて!